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芸能活動の引退について

芸能活動の引退について

未成年にお伝えしたい今日のテーマは引退についてです

僕はこの仕事をしてるとね、アイドル活動をしている子や、役者活動をしている人と出会う事が多いのですが
まあ正しくは、地下アイドルや小劇場界隈の役者ですね

僕は地上アイドルのハロプロやAKBグループ、2.5次元俳優や仮面ライダー出身俳優さんとも付き合いはあり、演出指導をした事もありますが、
運や能力に恵まれた人よりかはそうではない人を導く方が性にあっているので
地下アイドル活動や役者活動をしている人達を積極的に採用していたという背景があります
未成年無料相談窓口を開いているのと一緒ですね
まあバイトでいうなら
「学歴不問」「未経験歓迎」
という感じで、若者の受け入れ窓口を開いていたという感じですね

はい、気付いたかな?
過去形ですねwww

最近は、「バイトテロ」とか「迷惑動画の拡散」じゃないですけど、
地下アイドルや小劇場の役者でそういう困ったちゃんが目立つようになってきて、
地道にマジメにコツコツやってる人達が迷惑こうむる事が多くなってきたのでちょっと制限をかけるようになりました
全く無くしたわけではないですけど、審査を厳しくした感じではあります

んで、今日は、「こんな大人にはなるなよシリーズ」から
地下アイドルや小劇場の役者が簡単に口にする

「★芸能活動を引退します★」

という言葉に、違和感とか突っ込みどころ満載なので
そこの部分を解説しながら子供達には「引退の意味」について考えてもらえたらなと思います

まず、僕は線引きとして、「芸能活動を引退します」と言っていいのは
売れっ子の、誰もが知っているアイドルやタレントだけだと思います
ようは、
「もう十分、一生分稼いだから」って事が前提で
「心にも体にも無理がかかるので、これからは一般人として生きます」って事なんだよね

だから、引退したアイドルって、見事なまでにもう登場しないでしょ
こちらも
「お疲れ様でした、ゆっくり休んでください。ご自身の人生も大切にしてください」
と。純粋に思います

でもね、地下アイドルや売れない役者の「引退」ってね
ようは

「全然稼げないからもう辞めます」って事なのよ
もしくは
「ファンの相手は疲れました、もう関わりたくないです」って事なのよ

正直ね、「今さら何勝手な事言ってんだよw」っていうギャグです

聞かされたみんなの本心は、「なんでやねん」ですよ

そう、彼ら彼女らは、最後に面白くもないボケをかまして去っていったわけです

だってね、「引退」って尊い言葉ですよ

プロのアスリートの「引退」を基準に考えたら
なんて「浅い引退」でしょうか

引退という言葉を、皆さまの前に伝えられる人生って素晴らしいですよ
体を張って頑張っている人は、どこかで現役じゃいられなくなる日が来るんですよ
それで考えに考え抜いて、引退していく、功績のある人には「引退セレモニー」が開かれます。自分で開くんじゃないんですよ、ファンや組織が開いてくれるんです。
それは愛されていた証です

でも、表現者の引退なんて浅いもんですよ
誰もセレモニーなんか開いてくれません
開いたとしたら、さらにギャグですよ
特に今までと変わらないパフォーマンスができるわけですから
「ところでさ、ぶっちゃけなんで辞めんの?」って聞かれたら
もう答えられないよね
だって理由は

「たった数人のファンを相手にしたところで稼げないから」だし
「引退後は、あなた達のクソリプに返事しなくていいんで清々します」って事なのよ

まあ一番最低なのが
「実は結婚するからです」とか「恋人がもう辞めろっていったから」なわけです
そんな理由なんだから、言えるわけないよね
だから引退セレモニーなんか開かずに、「引退発表」してさっさと言い逃げしたいわけですよ。
つーか本当は恋人がいたのに、嘘ついて異性から課金してもらってたんだから
嘘ついて仕事してたんだから、最後も嘘ついて逃げるしかねーわなって話なんだよね

あのね
本気でやってたらね、たった数人のファンでも続けますよ
結婚しても続けますよ

というか、自分の人生、本気でやってるなら
他の仕事を始めても、今のファンにきてもらえばいいじゃないッスか

ラーメン屋始めようが、バーテンダー始めようが、今のファンにきてもらえばいいじゃないですか
本当に魅力的な人って、そうしますよ、そうやって生きてますよ
だからその人は「人気のある看板娘」になれるわけですよ
芸能活動してなくても、「あの子に会いに行こう」って思える素敵な店員さんっていっぱいいるじゃないですか

これはね、営業マンやってても一緒なんですよ

車の営業マンやって、「もっと稼ぎたいから保険の営業マンに転職します」っていう友達いるんだけど
ちゃんと筋を通して辞めて、車の営業時代の顧客に挨拶して、次の保険の営業マンになっても、最初の月からしっかりと契約取れてるんですよ
他には、不動産の営業マンやってて、保険や車の営業マンに転職する人もいるけど
「自分が売った家の相談は転職しても対応」していますよ
今はもう車の営業マンなのに、家を買った人から「雨漏りがする」って相談が来たら
ちゃんと対応して、前の会社にとり繋いだりするし、「それならホームセンターの方安く済みますよ」とかお客さんの事を考えたアドバイスにも乗ってる

そして最終的には「雨漏りの相談」から始まった話から、ちゃっかり「車の買い替えの話」にもっていって、契約取るんだよねwww

優秀な営業マンってそうやってます

そうやって営業マンとして関わった全ての人と良好な関係で生きていき、定年を迎えて引退する
そんな素敵な人生過ごしてんのよ

それを考えたら、本気で芸能活動、表現活動をやってたなら
新し仕事先にも、地下アイドル時代のお客さんを呼べばいいじゃん
でも、呼ばないよ
呼んだってめんどくせーじゃん
「もうやめたから関わりたくないんだよ」って事なんだから

実はそんなスタンスで仕事してたから、最後は「引退発表」して言い逃げして終わりなわけさ

だってもし俺が明日
「輪島貴史は引退します、さようなら」って言ったら、「はあ?」だよ

お前どこに逃げるつもりだよw

「お前が今まで相談に乗ってきた子達はどうすんだよ」
「5年後に大人になってからまた人生の壁にぶち当たった時にどうすればいいんだよ」
って話だよ
もし、体力的にムリなんだよって話だとしても
俺は体操の先生もやってるし、作家も演出家もやってるから、そこの窓口さえ開いていれば
いつか誰か、また相談に来れるわけじゃん
もし、本当に稼げなくなって、にっちもさっちもいかなくなったら、バイトするしかないんだろうけど、そんな時は、必ずいうよ
「しばらくはバイト生活だけど、また必ず戻ってきて、どんな形でも窓口開くから待っててね」っていうよ
というか、バイトしてても、週に1回でも、月に1回でも、LIVE配信開いて
「もうバイト生活なんで、できればギフトお願いします!」
って、ちゃんと窓口残しつつ、かつ、ちゃんと収益に繋げて
人も自分も大切にして生きていくよ

だから俺は引退なんかできねーし、する気もないし
したとしてもそれは「逃げ」でしかないんだよ

だから俺は、この仕事に誇りを持ってやってるし、相談してきてくれる子達、応援してくれる人達も誇りなのよ

だから、どんな仕事をしていても、ちゃんとやってる人は、職場が変わっても、ファンは来てくれるし、職場の仲間や上司も
「元気にやってる?」って次のお店に顔出してくれるんだよ

「引退」なんて言葉が許されるのは、アスリートと有名アイドルくらいなのさ

社会人デビューって言葉があるなら、引退は定年しかないよね
んで、俺は定年の無い仕事をしてるから
「引退」する時は「死ぬ時」以外にないんだよね

んで、今回、偉そうにこんな事言っちゃったから、なおさら、引退なんかできなくなったわけさね

だからね、このブログを見てくれるみんなには
「引退」の意味を考えてもらい、その上で

「引退の無い誇り高い仕事」か「引退のできる誇り高い仕事」の
どちらかの職業についてくれたら嬉しく思います

それが俺の誇り。

そんな話~

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